ひよこあれこれ。

思いついたら即ブログ



ラスト・アクション・ヒーロー

年の瀬ですね~
2020年ももう終わりますが、皆さんはどんな一年でしたか?
年末はスカッとして終わりたいあなたにこんな映画をオススメしちゃう。

映画のヒーローが現実世界で悪党と大暴れ!

ラスト・アクション・ヒーロー (字幕版)


1993年のアメリカ映画。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の
王道アクションヒーロー映画。
監督:ジョン・マクティアナン 
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー
   (ジャック・スレイター/本人役)
   オースティン・オブライエン(ダニー)
   チャールズ・ダンス(ベネディクト)


あらすじ
ダニー少年はアクション映画のヒーロー、「ジャック・スレイター」の大ファン。
ある日、おじいちゃん映写技師に貰った魔法のチケットを手に
スレイターの最新作を見ていたダニーに、凄いことが起こった!
突然スクリーンからダイナマイトが飛び出すと、
次の瞬間ダニーはスレイターが運転する車の後部座席にトリップ。
なんとダニーは上映中の映画の中に入り込んでしまったのだ!
憧れのスレイターと共に悪党ベネディクトを追って、
スクリーンの向こうと現実の世界を股に掛けた不思議な大冒険が始まった。



感想という名の雑記

シュワちゃん。王道。

ダニー少年が古い映画館で「ジャック・スレイター」の過去作を見ていて、
ラストシーンの見せ場でピンボケしちゃう…ってところから始まるんだけど
この時我々視聴者にラストを見せなかったのはこういう理由か…と後で納得。

「ジャック・スレイター」は王道ヒーローとは言っても、
笑っちゃう位の演出で、ちょっと殴ってもありえない位吹っ飛ぶし
爆発に巻き込まれてもスレイターだけ無事。
作り物感が凄いCGも味があってよろしい。笑

だけど映画の中では無敵のヒーローでも、
現実に来て車のガラスを殴ったら手が痛くてびっくりするし怪我したら痛い。
中々無茶するので「そんなことしたら死んじゃうよ!」ってダニーも流石に止める。

映画あるあるのフラグ、
「お喋りは命取りになる」というフラグをきちんと回収していく。

映画の中のニューヨークは比較的平和なんだけど、現実は治安が悪い。
夜に外に出ようものなら銃やらナイフやら持った不良やゴロツキばかり。
悪党ベネディクトが現実にきて、民間人を銃で撃ち殺しても誰も見向きもしない。
「殺人を犯しましたよー!」って叫んだら「うるせー!」って返される始末。
ベネディクトが「現実世界では悪党の方が強い」みたいな事言ってたけど
なんだかその通りだよなぁとしみじみ思ってしまった。

映画に出たり入ったりするのは魔法のチケットのおかげなんだけど、
おじいちゃんが昔フーディーニって人からもらったのね。
チケットが本物じゃなかったらショックなので、使わずにとっといたんだって。

フーディーニ(ハリー・フーディーニ)とは
「脱出王」の異名を取ったハンガリー出身のユダヤ
「不可能を可能にする男」としてアメリカで名を馳せた奇術師である。

なーんか聞いたことあるなと思ったら、実在したマジシャンでしたね!

終盤で鎌をもった死神が別の映画から出てきちゃうんだけど、
顔見に来ただけ、ダニーはおじいちゃんになってから死ぬって言って
帰ってったんだけどあれは誰で何の映画だったんだろうと思って調べてみた。
看板に「巨匠ベルイマンの死神」「第七の封印」と書いてあった。

1957年制作「第七の封印」監督:イングマール・ベルイマン 
なんかこう、死神とチェスしながら死ぬのを先延ばしにしつつ妻に会いに行って
最後は大体みんな死ぬって感じの映画なのかな…(あやふや)

しかし何しに来たんだこの死神。

現実世界で銃で撃たれたスレイターは死にかけるので
映画の中に戻せば死なない!って事でなんとか戻して
サヨナラして映画は終了。

最初は王道ヒーローっぷりを見てどこかくすぐったい感じがするんだけど
最終的にはずっとこの世界を見ていたいなーってさみしくなりました。

映画。素敵。終わり。